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2006.08.09.Wed

『たとえば明日、地球が滅亡するとしたらあなたはどうするか?』



そんな陳腐な台詞を一度は耳にしたことがあるだろう
それがまさか本当に起こるとは思ったことがないとしても


だからあの朝唐突にテレビから聞こえてきた戯言にこんなにも動揺してしまったんだろう 不覚にも



『我々は明日地球を爆破する 誰一人として生き残ることはない』





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朝起きたらこの騒ぎだ。一体どうしたというのだろう、誰か足を止めて説明して欲しい。なのに皆、必死の形相で狭い道いっぱいに広がって。発狂したのか?


2階から見下ろしながら、私はまだ覚醒しきっていない頭でぼんやり考えていた。
起床したばかりでまだ眠い。
いつもなら起こされるはずなのに起こされなかった非日常的な出来事に違和感を感じる。
ようやく覚醒し始めた頭が掴んだのはなんとも曖昧な感情だけだった。




1階からは人の気配が感じられない。どうして?
また一つ、違和感を感じる。なんて朝だ。
家族はどこへ行った?学校は?仕事は?
道にいる狂った人たちは?

堂々巡りを始めた頭をふり、いつもの朝のように振舞おうとした。
そう、いつもと同じように。

トーストを焼いて、インスタントコーヒーを淹れて、テレビを付けて――


『我々は明日地球を爆破する 誰一人として生き残ることはない』


エンドレスで流れる音声。真っ黒な、いや正しくは、どこまでも続く闇を映している画面。



あぁ、これが原因か。そういえば、先日男から聞かされていたな。
すっかり忘れていた。今日だったのか。





気づけば、外の人たちの喧騒がどっと自分へと押し寄せた。

(20060809)

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